受講資格 | 一般の受講資格(基礎課程から受講)
原則として2年制以上の短期大学または専門学校卒以上の学歴を有する者。 ただし、現在、病院に勤務している者は、当分の間、高卒者でもよい。
専門課程への編入資格 医師、歯科医師、看護師(保健師、助産師)※、薬剤師、診療放射線技師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、視能訓練士、言語聴覚士、歯科衛生士、歯科技工士、臨床工学技士、義肢装具士、救急救命士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師のいずれかの日本国の免許を有する者 ※准看護師を除く
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修業期間 | 基礎課程1年、専門課程1年で計2年 受講期間は通算6年とする。 |
受講者選考 | 審査 |
受講料 | 2年間 220,000円(消費税込) (専門課程編入は110,000円) ※半期延長料(半年)は別途。 |
納入方法 | 入講時に基礎課程分110,000円、2年目に専門課程分110,000円をそれぞれ納入する。 ※受講料は受講受理通知を受けてから納入のこと。既納の受講料は返却しない。 |
資格 | 診療情報管理士通信教育全課程修了者は日本病院会が実施する診療情報管理士認定試験を受験することができる(年1回、2月実施予定)。 認定試験合格者は、四病院団体協議会(日本病院会、全日本病院協会、日本医療法人協会、日本精神科病院協会)および医療研修推進財団の認定する「診療情報管理士」として登録する。 |
申込 | 次回申込受付は、2025年4月ごろとなります。 |
上記は2024年12月現在のものです。内容は変更になる可能性があります。
「診療情報管理士」とは、医療機関における患者の様々な診療情報を中心に人の健康(health)に関する情報を国際統計分類等に基づいて収集・管理し、データベースを抽出・加工・分析し、様々なニーズに適した情報を提供する専門職種です。
診療情報管理士は、日本病院会通信教育および日本病院会認定専門学校、大学にて統一されたカリキュラムで養成されており、四病院団体協議会(日本病院会、全日本病院協会、日本医療法人協会、日本精神科病院協会)および医療研修推進財団の共同で認定された資格です。診療情報管理士認定者は、2024年現在、47,257人を超え、医療の安全管理や病院の経営管理に寄与する高い専門性とスキルを必要とする職種として活躍しています。
診療情報管理士は、諸外国ではHealth Information Manager(HIM)と呼ばれ、近年、多くの国々でも育成が進んでいます。
わが国においても、医療機関におけるデータ管理と活用は医療の質の評価と適切な医療政策の構築のために必須のものとなっています。診療報酬上においても診療録管理体制加算が導入され、病院機能評価などへの関与が求められ、診療報酬支払制度(DPC/PDPS〈診断群分類別包括支払制度〉)、がん登録推進法、医療事故調査制度など診療情報管理士が関係する重要な制度も多く、今後のさらなる活躍が期待されています。
今後、国民の健康情報はさらに多くの情報管理が行われ活用も拡大することは必至であり、日本診療情報管理学会では診療情報管理士を対象にレベルアップした人材として「診療情報管理士指導者」の認定を行っています。
膨大な診療情報を、保険や福祉行政の企画、人口問題研究、医学研究等に役立て、さらに国際比較、活用するためには、情報源となる死因や疾病の分類項目の内容基準をあらかじめ明確に定めておくことが重要です。日本病院会では、この基準となっているWHOが定める国際疾病分類(ICD)の重要性を鑑み、厚生労働省の方針をふまえてICDの改善と普及に力を入れています。2005年10月には、WHOとの間で「ICD改善業務支援」を合意し協定を結びました。